【海外の反応】『銀河英雄伝説』を知ったことで他のSFアニメがすべて台無しになった!?

田中芳樹による、架空の世界で起きた銀河歴史を描いたSF小説の『銀河英雄伝説』。1988年から最初のアニメ化が行われたほか、そのリブート版ともいえるアニメ『銀河英雄伝説 Die Neue These（ディ・ノイエ・テーゼ）』も2018年から展開されるなど、長きにわたり愛され続けている作品となっています。

その名作が、ここ最近海外でも大きな注目を集めています。そこでこちらでは、その中から、海外コミュニティサイトで展開されていたスレッドをご紹介してきます。なお、ネタバレも含まれているので、その点はご了承ください。

【01:】海外の反応

『宇宙戦艦ヤマト』を観終わりました。テキストはひどく子供じみており、登場人物は愚かな仕掛けを伴った浅はかな戯画であり、どのエピソードも筋違いで満ちています。

しかし、これは、銀英伝以外の作品の中では最高のもののひとつでした。

見終えた後に、銀英伝が生み出した空虚感を埋めてくれる何かを見つることはできるのでしょうか？銀英伝のリアリスティックな描き方は独特です。政治、陰謀、登場人物、そして世界観の複雑さは他に類を見ません。

観るべき作品や読むべき作品の提案があれば、ぜひ教えてください。必ずしもマンガやアニメである必要はありません。

あとひとつだけ。メカスタッフはあまり好きじゃないんです。そういう番組はたくさんあるのは知っていますけど。

【02:】海外の反応

私も銀英伝を初めて見た後、同じことを考えました。ほかのアニメとこの作品を比べないでください。アニメにプロットの穴があっても構いません。なぜみんな、作家が作ったすべての出口は説明されなければならないと思っているのか理解できませんが、そうではありません。

銀英伝はそれ自体を、ほかのSFアニメと比較すると悪い経験になるでしょう。銀英伝には独特の存在感があります。深みのある作品が見たいなら、攻殻機動隊シリーズかMONSTERを試してみてはいかがでしょうか。私は銀英伝をもう一度見ていますが、ほかに似た作品は見当たりません。

【03:】海外の反応

そうですね。ただ、「なになにのせいで、ほかのアニメが台無しになった」みたいな言い方は、それらの作品を見下しているように聞こえます。どのシリーズにも長所と短所があります。面白い作品を作るために、必ずしも全てが超絶レベルの脚本である必要はないし、それでいいと思います。

【04:】海外の反応

銀英伝にも問題がないわけではありません。完璧なものなどありませんが、だからといって全てを嫌う理由にはなりません。

【05:】海外の反応

あまり観ていませんが、銀英伝を見てからガンダムシリーズが好きになりました。かなり個性的ではあるけど、独特の魅力があって素晴らしいと思います。

【06:】海外の反応

銀英伝はアニメではありますが、アニメ化を目指して作られたわけではありません。あくまでも原作は小説であり、アニメは原作に可能な限り忠実に再現されています。そのため、ほかのアニメとの比較はできません。なぜなら、銀英伝はアニメと同じ制作方法で作られていないからです。アニメには同じ物語やスタイルは見られないのです。

銀英伝に似たものを見つけるには、たとえばトルストイの『戦争と平和』など、ほかの本を探す必要があります。

【07:】海外の反応

問題は、ほかの作品はそうではないということを受け入れる必要があるということです。

『宇宙戦艦ヤマト2199』は、これまでとは異なるタイプのSF作品です。政治的な歴史ドラマとして作られたわけではありません。むしろ、実存主義と融合したアクションSFと言えるでしょう。

すべての物語が「超リアルでリアル」に描かれるわけではありません。そういった物語が好きである必要はありませんが、フィクションの多様性があれば良いと思います。

【08:】海外の反応

政治的に複雑な宇宙アニメとしては『機甲騎兵ボトムズ』がお勧めかもしれません。西洋のメディアでは、『バトルテック』よりも銀英伝の方が良い比較対象になるとは思えません。

【09:】海外の反応

ありがとう、今まで聞いたことなかったよ

【10:】海外の反応

今から15年前、誰かが銀英伝のような作品を求めているのを聞くたびに、星界シリーズが最もオススメされることの多いアニメでした。

ガンダムに挑戦するなら、最初の2シリーズを見てください。最初のシリーズは、総集編の映画3作品を観てもいいかもしれません。2作目のΖガンダムは、総集編ではなくシリーズ全体を観てください。