【映画】『トップガン：マーヴェリック』トムの人となりを描くのに必要だったかもだけど、老がつく恋愛劇は心のときめかないんだよなあ正直いらなかった

マーヴェリックもアイスマンもルースターのことを「Kid」って呼んでた
この「トップガン・マーヴェリック」はマーヴェリックの現役アピール物語だけでなく
無印グースの忘れ形見ルースターを1人前として見るか否かの親目線での葛藤と苦悩の物語でもあるんだよな

だからペニーとアメリアの親子関係が昔より良くなったように見えた理由をペニーに訊いたり
ルースターとの確執で結局親代わりになれてなかったと思い込んでる悩みを打ち明けるためには
ペニーとまるで夫婦のように心身ともに近しい状態でいるシーンが必要だったんじゃないかな

前作のチャーリーのアドバイス、慰めもかなり立ち入った内容だし、単なる職場の上司が
あそこまでしつこく再起を促すというのは、お節介にも程が有る
前作の冒頭でクーガーという本当はトップガンに行く予定だった優等生が、自信喪失し
タコオヤジに「妻子を路頭に迷わせるところでした、もう辞めます」と告げ、その机に軍章を返したが
「誰にでもある事だ気にすんな」と言われただけでそれ以上引き止められることはなかったね

軍に必要かどうか、枢機に係わる立場かどうかより、本人の意思を重視するんだろう
なのにあれほど立ち入った話をして強く引き止められるのは家族かそれに極めて近い存在なんだろうね
ベッドを共にする、枕を共にする、という表現が当てはまるのかはさておき、日本風に言えば
「同じ釜の飯を食う」「一つ屋根の下、寝食を共にする」あたりか

でもその飯食って風呂入って背中流し合って煎餅布団を並べて睡眠とるシーンを
「いらない」と言われればそれまでだし
言う方も「要らないなら便所にでも行って来い」と言い返されるのを覚悟で言わないとね

「要らなくないよ、大事でしょ」って反論すると「絶賛コメントしか受け付けないのか、ステマスレか」だもんな
テンプレに入れるような話でもないし、ジェネレーションギャップだと思って年長者が受け入れて
オトナな対応するしかないのか

いや、黙り込む事がオトナの対応ではないと、トムは本作で我々に教えてくれたはずだ
自分でも何が言いたいか分からなくなってきたが、つまりそういう事だ

仮想敵国はイランってテンプレにあるよ

おまえ三姉妹の体を並べて見た事あんのかと

トマホーク発射艦、字幕は単に巡洋艦で吹替は「駆逐艦レイテガルフ」
完全エラーだがサービス精神は買います。

二回目らしいからね、自分で「要らない」と判断したシーンがある度にトイレ行ってたのか
そうなれば冒頭の「その名は・・・TOP GUN」の説明の直後からトイレ行って
ダイナーの子役「地球だよ」が終わるまでトイレじゃないといけない
なんなら映画泥棒から「でも今じゃない」までトイレの猛者も居るのかな

ゆとり世代って、娯楽映画もゆとりを持って楽しめないんだなぁと、不憫に思うよ